紙の上で文字と写真を配置していた頃、いちばん大事にしていたのは「余白」だった。
詰め込めば情報は増える。けれど、余白がなければ視線は休めない。休めない誌面は、結局なにも残らない。これは絵を並べるときも同じだと思う。全画面でド派手に見せ続けると、派手さは平坦になる。抜きがあって初めて、強さが効く。
グリッド、リズム、緩急。エディトリアルの文法は、ウェブのギャラリーにそのまま移植できる。大きく見せるもの、小さく添えるもの、あえて切るもの。一枚ごとに役割を決めると、ページ全体が呼吸しはじめる。
絵を「飾る」のではなく「組む」。その感覚を、これからも大切にしたい。